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翻訳会社による翻訳料金の見積方式の違い


翻訳会社ソリュテック見積のご依頼方法見積算出方法の基礎

翻訳会社の見積方法は大きく3つに分かれます。 以下に、それぞれの方式について説明します。

翻訳会社ソリュテックでは、原稿の文字数あるいはワード数を基準とする方式を採用しています

尚、いずれの方式であっても、これらは、文書の大きさ(ボリューム)をどのタイミングでどのように測定するかという手法の違いであって、見積もり全体から見たら1要素にしか過ぎないということに留意する必要があります。 見積もりは、これらの手法で求められた「文書の大きさ」に単価が掛けられて算出される訳であり、その単価が見積料金を大きく左右するのです。

方式分類 説明
ページ数を基準とする方式 昔、手書きが主流だった頃、一般的に用いられていた方式です。

手書きなので文字の大きさが比較的大きかったため、比較的文字数(あるいはワード数)とページ数は比例関係にあったことや、手書き原稿なので、今のように簡単に文字数が算出できなかったこと、それと、今ほど見積もりが機械化されておらず、そもそも、翻訳料金の決め方が交渉による所が大きかったなどが背景にあります。

何と言っても翻訳料金が単純明快で簡単な所がメリットです。
原稿の文字数あるいはワード数を基準とする方式 現在主流の方式です。

この方式は、原稿が電子化された頃から主流となりました。今ではあたりまえの方式ですが、弊社が翻訳事業を開始した当時は、まだ手書きの原稿がだいぶあり一般には普及していませんでした。そのような中にあって、弊社はこの方式をいち早く採用し普及に努めてまいりました。

この方式のメリットは発注前に翻訳料金が明確になるという明朗性にあります。

一部の翻訳会社では、翻訳された結果の文章の文字数(あるいはワード数)で翻訳料金を決める方法を採用していますが、その場合、翻訳が完了してみないと翻訳料金が確定しないため不明朗であり、時として不都合です。(下記の「訳文の文字数あるいはワード数を基準とする方式」を参照)

企業の担当者が、どこかの翻訳会社に翻訳を依頼する場合に、複数の翻訳会社から「あいみつ」を取るシチュエーションの場合など、発注前に翻訳料金を明確にさせておかなければならないケースは多く、ビジネス指向の翻訳会社は、この方法でなければ仕事にならないのが現実です。
訳文の文字数あるいはワード数を基準とする方式 一部の翻訳会社で採用されている方式

この方法は、翻訳された結果の文章の文字数(あるいはワード数)で翻訳料金を決めるというものですが、翻訳が完了してみないと翻訳料金が確定しないため発注者側からすると不安です。 そのため、一部の翻訳会社では、予め大雑把な見積もりで上限金額を決めることにより発注者側の不安を低減させています。

この方式のメリットは主に翻訳会社の側にあります。(翻訳会社の手間とリスクを低減させる) 詳細は、下記の比較テーブルをご参照ください。

原稿の文字数あるいはワード数
を基準とする方式
訳文の文字数あるいはワード数
を基準とする方式
受注できるか出来ないかもわからないような案件でさえも翻訳会社はコストをかけて見積を行うことになります。

受注確率の高い翻訳会社の場合だと、見積もり結果が無駄になる確率は低く、コストをかけて見積もりを行ってもあまり問題は無いのですが、受注確率の低い翻訳会社の場合だと見積コストばかりかかってしまい経営が成り立たなくなります。
実際に受注した案件だけきちんとカウントすれば良いので、翻訳会社にとって見積コスト削減という大きなメリットがあります。

受注確率の低い翻訳会社の場合だと、左記の理由から必然的にこの方式にならざるを得ません。
ペーパーベースの原稿やレイアウトが複雑な原稿の場合など、それなりの見積技術とスキルを持った要員が必要となります。

一定規模以上で競争力のある翻訳会社の場合、コストをかけて見積技術の開発ができますし、スキルを持った見積要員を置くことでそれだけ受注確率があがりますのでペイできますが、小規模で競争力の低い翻訳会社の場合、そのようなコストを捻出することは難しいと考えられます。
ペーパーベースの原稿やレイアウトが複雑な原稿であったとしても、翻訳結果の訳文であれば文字数あるいはワード数は把握しやすいため、特別な見積技術やスキルを持った要員が不要となります。

このため、翻訳会社にとっては見積技術の開発コストも不要ですしスキルを持った見積要員も置く必要がありません。従って、翻訳会社にとっては大きなコストダウンになります。
下手な人が書いた文書の場合、洗練されておらず、また、ロジックが抜けていたりして、意味を咀嚼してきちんとした訳文にしようとすると訳文が長くなる場合があります。

原稿の文字数あるいはワード数を基準とする方式の場合、それを事前に見極めて単価を高く設定するか、あるいは、翻訳会社側でリスクを取る(つまり損をしてでも仕事をする)必要が生じます。
左記のように原稿を補って翻訳する必要がある場合がありますが、この「訳文の文字数あるいはワード数を基準とする方式」の場合、訳文が長くなっても翻訳会社は顧客から翻訳料金を取ることができるため、翻訳会社としては事前に原稿の文書のクオリティーを気にしなくても良くなります。

従って、翻訳会社にとっては見積コストそのものが削減できるばかりではなく、見積の失敗に伴うリスクも回避できるという大きなメリットがあります。


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